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かやぶき屋根の民家や水車小屋の懐かしい風景の中、あちらこちらに地下から力強くコンコンと湧き出る忍野八海。天然記念物に指定されている湧池、濁池、鏡池、菖蒲池、銚子池、底抜池、お釜池、出口池の総称で、日本の名水１００選にも選定されている。 写真は、夏の暑い時期に訪れたお釜池の水面で、音もなく豊かに湧き出る清水にゆったり漂う、目にも鮮やかな緑の水藻の姿です。小さな白い花と水の湧き踊る水面にあたった木漏れ日が見えるでしょうか。 忍野八海は、富士五湖に比べると目立たない存在ですが、池の底から小石や砂を巻き上げて湧き、水面を踊らせる、どこまでも透明な水の輝きを見ると吸い込まれるような気分になる、私のお気に入りの場所です。
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富士山の雪解け水が深く地中にしみこみ、長い歳月を経て再び地上に湧き出した湧水群。河口湖インターチェンジを出て旧鎌倉街道をしばらく山中湖方面に走ると忍野村に入る。